「恋はDeepに」は最高のネタドラマ? 超展開にツッコミ続々...「実況」楽しんだ視聴者たち

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   俳優の石原さとみさんと俳優の綾野剛さんが出演するドラマ「恋はDeepに」(日本テレビ系)の特別編「恋はもっとDeepに ―運命の再会スペシャル―」が、2021年6月16日に放送された。

   本編終了後の後日談にあたるストーリーだが、今回もツッコミどころ満載の演出が話題になってしまった。

  • 石原さとみさん(左)と綾野剛さん
    石原さとみさん(左)と綾野剛さん
  • 日本テレビ系ドラマ「恋はDeepに」(@deep_ntv)インタグラムより
    日本テレビ系ドラマ「恋はDeepに」(@deep_ntv)インタグラムより
  • 石原さとみさん(左)と綾野剛さん
  • 日本テレビ系ドラマ「恋はDeepに」(@deep_ntv)インタグラムより

結局なぜ地上に帰って来たのか、帰ってこられたのか不明

   石原さん演じる渚海音は、海を愛する海洋学者。海を守るという使命感のもと、建設会社「蓮田トラスト」が進めるマリンリゾート開発阻止のため動き出すが、そこでリゾート開発に人生をかけるツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野剛さん)と出会い、禁断の恋に落ちてしまう...というストーリーだ。

   ※以下、一部ネタバレを含みます※

   海音と倫太郎が別れてから3年後に再会したところで幕切れとなった最終回。今作では、再会までの空白の3年間が描かれた。

   海音が海に帰った後、倫太郎は海中展望タワーの建設を中止し、水族館を作ることを提案。同僚たちは突然の中止に異を唱えるわけでもなく、満場一致で水族館作りに賛成する。

   そんな中、当の倫太郎は会社を辞め、海岸でペンション業を開始。1日1つなぜか岩場に置かれているキレイな貝殻を集めては、満月の夜には海音が帰ったあの夜のことを思い出す生活を送る。

   また、倫太郎の兄・光太郎は「蓮田トラスト」の社長に就任、弟・榮太郎はベンチャー企業を立ち上げ、海音が所属していた鴨井研究室のメンバーは相変わらず元気に暮らしている。そんな日々が1年、2年と過ぎていった。

   海音との別れから3年目が経ったある日の夕方、うっすらとした満月が上ったころ。海岸にいた倫太郎の元に、突然「倫太郎さん」と呼ぶ海音の声が。倫太郎はサングラスを外し、「何勝手に帰って来てんだよ」と一旦は照れ隠しをするものの、海音が「帰ってきちゃいました」とはにかむと、「おいで」と思いっきり抱擁。2人は顔を突き合わせて、「おかえり」「ただいま」と再会した喜びをかみしめるのだった。

実況ドラマとしては好評?

   空白の3年を描くという触れ込みだったが、実際2年目3年目の展開に関しては約3分でまとめあげられた今作。本編では描き切れなかった伏線回収やネタバラシがあるのかと思いきや、そうした点は何も明らかにならなかった。

   地上に戻って来た海音はまた海へ帰るのか、はたまた人間として地上で生きていくのか...。また、最終回直前に、倫太郎が交通事故で強く頭を打ち、強引に病床を抜け出したが、その後もとくに異常はナシ。海音とともに地上にやってきた仲間のウツボ(CV若本規夫さん)は、鴨井家の水槽に置いてけぼりだ。

   さらに言えば、蓮田トラストの社員はなぜ、倫太郎の一言でタワー中止と水族館作り受け入れられるのか...。そもそも、結局海音の正体はなんであったのか...。なぜ、海音は海と陸を行き来できているのだろうか...。

   制作側に「あえて明言せず描く」という意図があったにせよ、視聴者からは毎週のようにツッコミを入れる声が続出。SNSでの実況が大いに盛り上がったのは、作中の登場人物が恐ろしいほどにYESマンばかりで、「ツッコミ役」が不在だったことが一因かもしれない。

   今回の放送でも、視聴者からはツイッターなどに、

「海音ちゃんがどうやって戻って来れたか。。。海の中でどういう生活でどんな約束で仕組みで」
「空白もしっかり仕事してるシーンないし、なんで帰ってきたのかを知りたいんだがな」
「なんで戻ってきた!? なんで帰らなきゃいけなかった!? あのすったもんだは一体何だったのか...」

などと動揺する声が続出。その一方で、「実況見るの面白いドラマでした」「私にとってはドラマは観ずに実況TLを眺めて楽しむドラマであった」などと、実況ドラマとして評価する声も多くあがっている。

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