原監督は積極的にトレードで戦力補強
6月半ばにして2人目の外国人助っ人を失い、このままの状態で残りシーズンを乗り切るのか。それともトレードによる緊急補強に乗り出すのか。原辰徳監督(62)は監督就任してから積極的に交換トレードを成立させていることから、リーグ3連覇を目指す上で戦力補強に動く可能性もある。
18日から阪神との3連戦を控えるが、当面スモークの抜けた1塁の守備には、中島宏之(38)が入るとみられ、状況によってウィーラー(34)も1塁の守備につくケースが出てくるだろう。
現状、ウィーラーの定位置はレフトだが、丸佳浩(32)と梶谷隆幸(32)の1軍復帰によって状況が変わってきそうだ。不調により2軍に降格した丸は、18日の阪神戦から1軍に昇格する予定で、左太もも裏の違和感で戦線を離脱している梶谷は来週にも1軍復帰が見込まれる。外野を丸、梶谷、松原で固めた場合、ウィーラーが1塁に入るとみられる。
チームはセ・パ交流戦で7勝8敗3分と負け越し、リーグでは首位阪神とのゲーム差が「7」に広がった。リーグ3連覇に向けてこれ以上、阪神に離されるわけにはいかない。打線のテコ入れは急務とみられ、その手段のひとつとしてトレードでの戦力補強の可能性も。早くも正念場を迎えた原巨人。今後の展開に注目が集まる。