お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介さんが2021年6月15日深夜放送のテレビ番組「グータンヌーボ2」(関西テレビ)に出演し、番組MCを務める俳優の満島真之介さん、同じくゲストのAAA・與真司郎さんと30代男子の本音トークを繰り広げた。伊藤さんと満島さんは、先に芸能界で脚光を浴びた妹や姉について胸の内を明かした。
「スーパーヒモお兄さん」
番組では、Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」で、伊藤さんの妹で俳優の伊藤沙莉さんと共演した満島さんが、その頃オズワルドが「M-1グランプリ」の決勝に進出する前であまりテレビの露出がなかったことを回想した。
伊藤さん自身も「(当時)むちゃくちゃ金なかった。スーパーヒモお兄さんでした」と振り返り、「朝は妹が起こしてくれて、ウーバーイーツ頼むけどなんか食べる?って言われて...」と生活の面倒を見てもらっていたことを明かした。
続いて「今だから話せる妹への嫉妬」について語った伊藤さんは、妹の快進撃ぶりに「めちゃくちゃ悔しかったですね、最初のほうは」と率直に明かした。家族で食事をしていても、沙莉さんはは「写真撮っていいですか」と声をかけられるが自分はスルーされ、陽気に「僕も芸人やってるんですけどー!」と話しかけても「大丈夫です」と断られていた切なすぎるエピソードも語っている。最初はそれが嫌で沙莉さんの兄ということを隠していたほどだそうだ。
しかし、タレント・神田うのさんの弟である先輩コンビ・ハマカーンの神田伸一郎さんに「それによってテレビ呼んでもらったとしても、君が面白ければ問題ない」とアドバイスを受けたことから、自身の立場を徐々に受け入れられるようになったという。
そんな伊藤さんの告白に対し、同じ俳優である満島ひかりさんを姉に持つ満島真之介さんは「自分がまだ何も成し遂げられてないことに対しての悔しさだよね。妹とか姉ちゃんのことはすごいと思っている。こいつを超えたいとかじゃなくて、自分がここ(芸能人として低い地位)にいるのが悔しい」と活躍する兄弟姉妹がいる人特有の心情を熱弁。それは相手にではなく自分へのいら立ちであり、ライバル心ではないと告白した。これには伊藤さんも大いに同調していた。