自民党の平井卓也デジタル改革担当大臣(63)が10年前の国会会期中に投稿したツイートが、今になって「ブーメラン」だと話題になっている。
投稿は自民党の野党時代である2011年に、当時の菅直人首相(74)の名前をあげながら、国会会期延長を求める内容だ。この年は会期延長となったが、現在の与党自民党は21年6月14日、野党からの延長要求を拒否している。状況が似ている中で現職の菅義偉首相と姓の漢字が同じという偶然の一致も相まったためか、ツイッター上で注目されている。
「味わい深い10年越しの特大ブーメラン」
話題のツイートは「菅総理は6月22日に国会を閉会するつもりのようだが、補正予算の編成、生活再建、景気対策等を考えれば。会期は延長すべき。延命のための閉会は姑息だ」というもの。平井氏が2011年5月11日に投稿していた。
当時の菅(かん)首相は、現職の菅(すが)首相と、読み方は違うが姓の漢字が同じだ。11年5月当時は東日本大震災の発生直後で、国会での迅速な対応が迫られていた。
21年6月現在は新型コロナウイルスの感染対策が急務となっている。ツイッター上では自民党が野党の会期延長要求を拒否した6月14日ごろから、平井氏の上記投稿へのリプライが相次ぎ、
「味わい深い10年越しの特大ブーメラン」
「奇跡やんwww」
「わしもそう思う」
と過去のツイートを皮肉る声が多く上がっている。