「五輪神話はもう崩壊」 コーツ氏来日、開催準備着々も...歓迎ムード広がらぬ現実

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   国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長が2021年6月15日、羽田着の航空機でオーストラリアから来日した。

   スポーツ各紙の報道によると、コーツ氏は到着翌日から3日間の隔離期間を経て大会の準備作業に入り大会終了まで日本に滞在するという。コーツ氏は東京五輪・パラリンピックの準備状況を監督する調整委員会の委員長でもあり、大会開催向けての準備が加速しそうだ。

  • ジョン・コーツ氏(2019年撮影)
    ジョン・コーツ氏(2019年撮影)
  • ジョン・コーツ氏(2019年撮影)

東国原氏「あれだけ日本国民の感情を逆撫でしといて」

   コーツ氏は5月21日の調整会議において、緊急事態宣言下での五輪開催について「答えはイエスだ。我々が示している対策を実行すれば、安全安心な開催はできる」とコメントし、日本国内でこの発言がニュースで報じられると、ネットでは、その強硬な姿勢に批判の声が上がった。

   米メディアから「ぼったくり男爵」と揶揄されたIOCのトーマス・バッハ会長と並び、日本国民に対して配慮を欠いた発言をしたコーツ氏に対する反発は根強く、今回の来日も歓迎ムード一色ではないようだ。

   元宮崎県知事でタレントの東国原英夫さんは15日のツイッターで、コーツ氏の来日について言及。「ジョン・コーツ(調整委員長)来日って。やっぱり来るんだ?あれだけ日本国民の感情を逆撫でしといて」と嫌悪感を露わにした。

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