ヒトラー・東条英機の姿でチラシ配り 映画プロモーションで配給会社が謝罪「非常に不適切な行為だった」

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   映画「アフリカン・カンフー・ナチス」のプロモーションの一環として、監督とキャストがヒトラーと東条英機の格好でチラシを配ったことについて、配給会社であるトランスフォーマーが2021年6月12日に謝罪した。

  • 映画「アフリカン・カンフー・ナチス」公式サイトより
    映画「アフリカン・カンフー・ナチス」公式サイトより
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「良識を欠いた非常に不適切な行為であった」

   「アフリカン・カンフー・ナチス」は、ヒトラーと東条英機が第二次世界大戦後生き延びていたという設定のもと、2人が亡命先のガーナで世界征服のための最強武闘会を開催するという物語だ。日本在住のドイツ人映画監督セバスチャン・スタイン自らが、ヒトラー役を演じた。

   スタイン監督やキャストらは6月11日、渋谷で劇中の登場人物の衣装を身につけてチラシ配りを行った。その中にはヒトラーや東条英機に扮した人の姿もあった。監督や演者本人からチラシをもらえたことに喜ぶ声や驚く声があがっていた一方で、ヒトラーらの衣装でチラシを配ることに否定的な声もあった。

   このことについて、配給するトランスフォーマーは12日、同作の公式ツイッターに「『アフリカン・カンフー・ナチス』プロモーション活動に関するお詫び」を掲出した。

「このプロモーション活動は、良識を欠いた非常に不適切な行為であったと関係者一同深く反省しております。心よりお詫び申し上げます」

   今回の企画について多くの指摘を受けたとして、謝罪した。このプロモーションに関するツイートも削除したと伝えたうえで、「この事態を重く受け止め、今後はこのような過ちのないよう、徹底的に協議し、気持ちを引き締めて社員一同、尽力してまいります」とした。

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