堀内氏「もう限界でしょうね」
逆転ムードが一気に高まった7回の攻撃場面で、原辰徳監督(62)の采配に首をかしげるG党も。1死1、2塁の場面で左の松原に代え両打の若林を起用。左腕・小島に対して右打席に入った若林は三振に倒れチャンスを広げることができず。「左腕対策」として得点圏打率1割台の若林を起用した采配にツイッターでは「なぜ?」の声が上がった。
また、この回の岡本和真(24)の走塁も悔やまれるプレーとなった。1点差まで追い上げた2死1、2塁の場面で、中島宏之(38)がライト前にヒットを放った。2塁走者の岡本は果敢にホームを狙ったが、ライト・マーティンの好返球もありタッチアウト。このプレーを巡ってツイッターでは「3塁コーチャーはなぜ回した」「巨人はマーティンの肩を知らなかったの?」との声が上がった。
この日はエース菅野が試合を作れず、序盤から流れがロッテに傾いた。年俸8億円のエースの3回KO劇に厳しい声を上げるG党がいるなかで、プロ野球関係者は「巨人は菅野に頼り過ぎてきたツケが回ってきた。去年は菅野一人で大きな貯金を作ったが、今季はこれがないので当然、順位は上がらない。今季は厳しい戦いになると思います」と語った。
元巨人監督の堀内恒夫氏は6月13日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演し、13日午前時点で阪神に6ゲーム差をつけられている状況に「もう限界でしょうね。6ゲーム以上離れると巨人も苦しいと思いますね」と持論を述べた。元監督が懸念するなか、ゲーム差は「7」まで広がった。