人気を加速させた3つの要素
『PUI PUI モルカー』はモルカーのかわいらしい動きやスピード感のある展開など、ストップモーションアニメとしてとても秀逸な作品。しかし、大流行のカギはそれだけではありませんでした。
(1)かわいい見た目なのに毒のあるストーリー
短い足でトコトコ走るモルカーはかわいいし世界観もポップな印象ですが、「ながら運転」をして迷惑をかける人間、炎天下の車内に飼い猫を放置する人間など、「モルカーはかわいいのに人間は愚か...」と思わされる風刺的なストーリーが注目されました。
(2)ニヤリとさせられるパロディ要素
例えば映画の『AKIRA』や『バンブルビー』を思わせるポスターが掲示されていたり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を彷彿とさせるシーンがあったりと、さまざまな過去の名作のパロディネタが随所に散りばめられていました。
(3)考察が捗る内容
たった3分の映像にたくさんの情報が詰め込まれているので、考察も捗ります。本編だけでなく予告映像でも「次回はどんな展開になるのか」「予告から読み取れる設定は?」などの考察で毎回盛り上がっていました。
パペットアニメとしてのクオリティの高さも、もちろん「モルカー」の魅力。つまり、細部までじっくり観たり何回もリピートしたりしたくなるほど作り込まれており、発見したことをSNSで共有したくなる作品だったことが大きなポイントです。
<話題のアニメ『PUI PUIモルカー』に登場する名作映画のポスターやパロディシーン...今後の展開に期待しかない - Togetter>