古田敦也が「メガネになって」高校生捕手を鍛える 衝撃設定なぜ生まれた?漫画作者明かす制作秘話

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元広島・石原氏も参考に

   一方作画の堂仙さんは野球未経験だったが、観戦は好きでその経験や野球好きの人への取材を野球シーンに役立てた。

「リードの組み立てについては、古田さんの著書(『フルタの方程式』シリーズ)を参考にしました。とはいっても『正解のリード一覧』なんてものが載っているわけはないので、例えば2話における井手vs赤江(野球部のエースで4番打者)であれば『自分が赤江だったらどんなことされたら嫌かな?』と打者目線に立って考えながらリードを決めていました。
キャッチャーミットの実物も買ってみましたが、使ってみようと思ったら予想より大きく重くて、手首が重さに負けたのでまだ実践できていません(笑)」

   さらに、元広島の捕手石原慶幸さんを長年観てきたことが役に立った。「キャッチャーという役割全体の描写については、石原さんの写真や動画をスキル描写の参考だけでなく作画資料としても大いに使わせていただきました。石原さんを通じてキャッチャーというポジションの魅力を知っていたことは、本作を描くにあたって大きなアドバンテージになっているのではと思います」と話す。

   本作は3話まで無料公開されているが、最終話の4話は購入してのお楽しみとなる。井手の成長ぶりにも注目だが、そもそも古田さんはメガネから人間に戻ることができるのか...?

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