リアルの自動車メーカーとも協力
1980年代にはブームを起こしたRCカーだが、その後市場は漸減傾向が続いていた。
「ユーザーの一番のボリュームゾーンである30~40代男性が、時間的にも経済的にも自分の趣味に費やせる余裕が無くなってしまったことが大きな要因で、また10~20代の若年層のユーザーを獲得出来ていなかったことも一因です」とタミヤの担当者は話すが、現在同社では往年のブームを知るミドル世代とその子供世代にRCカーを楽しんでもらおうとしている。
「80年代のブームを経験した父親世代を対象にRCホビーの再開を促す施策に注力しています。更に、やはり若年層のユーザー獲得を目指す自動車メーカー(トヨタ・マツダ・スバル・ニッサン・ホンダなど)とも協力しファミリー向けのRCカー企画をコンスタントに行っており、その成果として近年では家族でRCカーを楽しむケースが増加傾向にあります」
とも近年の状況を分析、親子で楽しめる趣味としての再ブレークを図っている。