イベント中止でもSNSで活気
一方、コロナ禍によってRCカーの競技会イベントが中止を余儀なくされるケースも出ている。毎年5月に行われる業界最大級の展示会「静岡ホビーショー」は2020年は中止、2021年は一般客の受け入れを中止し流通関係者のみでの開催となった。
しかし「自宅で過ごす時間が長くなったことにより、模型ホビー全般への注目度が高まるというプラスの影響もありました」(タミヤ広報)とのことで、SNS経由や口コミでRCカーに興味を持つユーザーが増えつつあるそうだ。
「(巣ごもり需要の高まりを受けて)YouTubeやTwitterを活用し、製品情報やRCカーの走行動画を発信、ユーザー参加型の企画を積極的に行うことで新規のお客様が増加、特にオフロードバギーモデルのRCカー『グラスホッパー』『ホーネット』『ネオマイティフロッグ』『ネオスコーチャー』らが好調で、80年代に人気の高かったRCの復刻モデルなども好調に売上を伸ばしています。作って、カスタムして、走らせて楽しむRCカーはSNSとの相性も良く、愛車の画像や走行動画を、InstagramやTwitter、YouTubeへアップすることでシェアが拡がり市場全体を活性化しています」
SNSで作品を共有できることも追い風になっているようだ。