歌詞が注目されがちも...実は高い歌唱力
◆圧倒的な歌唱力にBUCHIAGARU!!
そして西野カナさんって、シンプルにめちゃくちゃ歌が上手いんですよね!
歌詞のコンセプトの素晴らしさや話題性が先行しすぎて、歌唱力が注目されることが少なかったように思うのですが、テレビで西野カナさんの歌を聴いた時にそのスキルの高さに驚きました。
まず、声のレンジがとても広く、特に高音が非常に出るので、それによって歌える曲の幅が広がっています。
僕が作家として仕事をしている中で女性のキーとして指定されることが多い音域よりもかなり高く、普通なら裏声で歌うような高さの音を西野カナさんは地声で歌ってしまうので、彼女の楽曲は、女性でも高くて歌えない、という方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
また、歌声は基本的に高い音になるにつれて細くなっていくものなのですが、西野カナさんにはあまりそのようなことがなく、どの音域を歌っても一定の太さがあり楽々歌っているように聴こえるため、音を取った時に「この曲こんなに高かったの!?」となることが非常に多いです。
そして、ピッチの安定感も抜群なんですよね!
現在は音程補正の技術が進歩しているため、CD音源を聴いているだけでは本当に正しいピッチで歌える能力があるのか、ということがあまりわからないのですが、生放送やライブを見ると、難しい曲もほとんどピッチを外すことなく歌っていますし、なおかつ表現力も抜群です。
こうして改めて考えてみますと、作詞能力と歌唱力を高いレベルで兼ね備えた西野カナさんという唯一無二のアーティストが一つの時代を作り上げたのもある意味当然だなと思いますし、このサブスクリプション解禁を機会に、改めて聴き直していきたいなと思いました。
ちなみに個人的には「もしも運命の人がいるのなら」が大好きです!