「腕時計は、細くなった手首に、以前よりもしっかりと固定されているようだ」
そんな中で、北朝鮮専門サイト「NKニュース」が21年6月8日付けの記事で、6月4日の政治局会議を報じる朝鮮中央テレビの動画を見た識者から、正恩氏が痩せたと指摘する声が相次いだことを報じている。同サイトでは、正恩氏が痩せたことの傍証として腕時計に着目した。正恩氏が愛用しているとみられるのは、スイスの高級ブランド「IWCシャフハウゼン」の「ポートフィノ・オートマティック」。価格は1万2000ドル(約131万円)程度だとみられている。
正恩氏が時計をつけている左手首を拡大した写真を20年11月30日、21年3月5日、6月5日の3枚並べて比較し、
「腕時計は、細くなった手首に、以前よりもしっかりと(ベルトをきつく締めて)固定されているようだ」
と指摘している。正恩氏が痩せた原因が、ダイエットによるものなのか、健康状態の悪化によるものなのかは、はっきりしない。「NKニュース」に登場した識者も、仮に健康になろうとして意図的に減量したのであれば「(正恩氏の)国内的な立場が改善されるだろう」、仮に健康悪化によるものであれば「すでに水面下で後継者争いが行われている可能性があり、仮に(正恩氏が)急死するようなことがあれば、不安定さ高まって外部(北朝鮮以外)には問題になるかもしれない」と、両にらみの解説をしている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)