年を取ることでイタくはなりたくない
40歳を迎えるということは、「自分を客観視できるチャンスにあふれた年齢に到達した」という面はあるだろう。ただ、それは同時に「危険な一面」も伴っているかもしれない。
及川:ちょっと前の話なんですが、ネット配信のドラマの撮影を行ったんです。そこには出演者やスタッフさんたちが数十名いたんですが、その中で、自分より年上が1人だけ......プロデューサーさん、監督さん、メイクさん、衣裳さんが私より年下なんですよ。結構、ショックでした......なので、だんだん気を使われる存在になってしまうという危険性を感じるようになりました。
――そうなんですよね! 要は、20代、30代の時のように無自覚に振る舞ったとしても誰も注意してこなくなり、その結果、「イタい大人」になってしまうというやつですね。ちなみに、私、上司(編集長)が10歳年下です!
及川:ええーっ!(絶句のあと爆笑)
――だから、部下なのに気を使われる瞬間もあるので、「イタく」なり始めたら嫌だなーと思う今日この頃です。
及川:そう、「イタくなる」のだけは絶対に避けたい! でも、「なおチャンネル」では素の自分を出さなければならないので、そのバランスが難しいです。なので、このバランスを崩さないように、今後も抗っていきたいです。