平井卓也デジタル改革担当大臣(63)が、農林水産省公式YouTubeチャンネル「BUZZ MAFF ばずまふ」の動画に出演し、マイナンバーカードの利点や今後の展望を語った。
動画は2021年6月10日に公開され、タイトルは「内閣官房に凸撃してみた。タガヤセキュウシュウ」。農水省九州農政局出身の若手職員・白石さんの質問に平井大臣が答える形で進行し、平井大臣はマイナンバーカードについて「デジタル社会で威力を発揮するカード」などと力説している。
「内閣官房に凸撃してみた」
動画で白石さんは「(マイナンバーカードは)今すぐ取らなくてもいいんじゃないかって思う方いらっしゃると思うんですよね」と疑問をぶつける。すると平井大臣は、「4月までに申し込むとマイナポイントが5000ポイント。マイナンバーカード申し込みはものすごい勢いで増えていて、もうすぐ5000万人」と答えた。
続けて平井大臣が、「マイナンバーカードってついついデジタル化の話にいっちゃうんだけど、その前に国民の身分証明書なので、今まで日本国民は身分証明書持ったことがないの。だから運転免許証使ってたり、健康保険証使ってたり...」と話すと、白石さんが「(運転免許証は)運転の免許という用途があって、それを身分証明書の代わりに使っていたんですよね」と尋ねた。
平井大臣はそれに頷き、
「健康保険証もそうでしょ。最初に、全国民が身分証明証を持った方がいいでしょと、これがアナログの世界の話ね。その身分証明書は今の時代だからデジタル上でも使えた方がいいでしょ。で、ICチップが入っているわけです」
と、マイナンバーカードを取得してほしい理由を語った。
続けて、白石さんが「農林漁業者って高齢化とか進んでいますし、たとえば運転免許証の返納を返納される方もいらっしゃると思います。そういう方の身分証明になるのでは?」と尋ねた。平井大臣は
「そうです、あとは小学生とか中学生...学生証じゃ、本当の身分証明書にはならない。これからデジタル社会になっていくので、デジタル社会で威力を発揮するカードっていう設計になっていて、運転免許証の情報も紐づくし、健康保険証の情報も紐づくし、行政の手続きもそれを使って、インターネット上でできちゃう」
と付け加え、マイナンバーカードの取得意義を再度視聴者に伝えた。