プロ野球の巨人が2021年6月9日、京セラドームでオリックスと対戦し1-3で敗れた。
巨人はオリックス先発・宮城大弥(19)に抑え込まれ7回2死まで無安打と沈黙。主砲・岡本和真(24)のソロ本塁打がチーム初安打となったが、後が続かず1点止まり。原辰徳監督(62)は左腕対策としてスタメンを入れ替えたが結果につながらず、19歳左腕に13三振。オリックス戦2試合で計29三振の屈辱となった。
スタメンには右打者ズラリ
2点ビハインドの7回、2死走者なしの場面で岡本が宮城の142キロのストレートをレフトスタンド中段に叩き込んだ。この一発がチームとして初めての安打だった。ここまで宮城に完全に抑え込まれ、主砲の意地の一撃で反撃に転じたかったところだが、流れを引き寄せることが出来なかった。
この日は左腕・宮城が先発ということで、巨人は左対策としてスタメンを入れ替えた。
左打者の松原聖弥(26)、亀井善行(38)、大城卓三(28)を外して、石川慎吾(28)を「1番・ライト」、若林晃弘(27)を「7番・センター」で起用し、先発サンチェスとの相性も考えてか、捕手には炭谷銀仁朗(33)が起用された。
この日のスタメンはスイッチヒッターの若林、スモーク以外で左打者は吉川尚輝(26)のみで、右打者をズラリ並べた。前日8日のオリックス戦で3安打2打点の松原、3安打の亀井をベンチに温存させてまで、右打者にこだわった采配だった。