人気投票企画「2021年サンリオキャラクター大賞」の最終結果が2021年6月8日、発表された。オンラインでの発表が行われ注目を集めたものの、一部のファンからはイベント演出に納得できないとする声があがっている。
オンラインならではの趣向を凝らしたコンテンツ
2021年度のサンリオキャラクター大賞に輝いたのは「シナモロール」。昨年に引き続き、2年連続の第1位となった。2位は「ポムポムプリン」、3位は「ポチャッコ」と続く。
例年はサンリオピューロランド(東京都多摩市)で行われている結果発表だが、新型コロナウイルスの流行を受け休館中だった昨年度は無観客で開催されている。今年度も引き続き緊急事態宣言中であることを受け、ピューロランドではなくオンラインでライブ配信した。
SNSでは「#サンリオキャラクター大賞」をはじめ「シナモン」「プリンくん」「ポチャッコ3位」など、順位発表に合わせキャラクター名が続々とランクインするなど、大きな注目を集めたライブ配信だが、一部で「どうも釈然としない」という声があがっている。
例年、出演するのは司会などのスタッフを除き、主にサンリオのキャラクターたちだ。昨年度の結果発表会では、上位に入賞したキャラクターたちがリクエスト曲を踊るステージなど、キャラクターの可愛らしさを楽しむイベントだった。
8日に開催された今回の結果発表会では、オンラインならではの趣向を凝らしたコンテンツが多かった。モデルの飯豊まりえさんや山本舞香さんらを迎えた「ファッションステージ」や、シンガーソングライターの井上苑子さんとハローキティが歌う「歌唱ステージ」、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斉藤司さんやゆりやんレトリィバァさんらが出演する「褒めラップバトル」など、例年とは異なるスペシャルなステージとなった。司会はお笑いコンビ・和牛のふたりが務めた。
「芸能人との企画はキャラ大とは別でやった方がいいと思う。。」
例年は30分ほどの発表となるが、今年度は約3時間という大規模なイベントだった。ツイッターでは、
「芸人さんが頑張って盛り上げようとしてくれてるやん 新たなファンの獲得として良いことやん」
「芸人さんたちいてくれて盛り上がった」
「芸能人の方々には詳しくないけど、盛り上げてくださってありがとうございます!」
などといった声があがり、新たな形式のイベントを楽しんでいるファンも多かった。
一方で、芸能人を多く出演させるステージについて、キャラクターが主役の結果発表会における演出としてはいかがなものかと釈然としない思いを投稿する人も散見されている。ツイッターや、サンリオのYouTube公式アカウントで6月15日10時までの期間限定で公開されているアーカイブ動画のコメント欄には、来年度のイベント内容について考えて欲しいとするメッセージが多く寄せられているようだ。
「今年の発表構成は残念だったな。。芸能人との企画はキャラ大とは別でやった方がいいと思う。。」
「たくさんの芸能人の方をお呼びして時間を長く使うなら出られるキャラクターだけでも出してあげてキャラクターの紹介時間を多めにする方が良いとおもいます」
「従来のキャラが主役の発表会した後に特別イベントとして芸能人コラボステージとかだったらサンリオファンも、出演した各芸能人のファンも嫌な思いしなくて済んだんじゃないのかな...」
また、上位キャラクターたちによるダンスの選曲について言及する人も多い。例年はピューロランドで使われているサンリオオリジナルの楽曲でパフォーマンスをするが、今年度はTikTokなどで人気の「ポケットからきゅんです!」を披露した。発表会のラストを飾るダンスだけに、サンリオの人気曲を使用して欲しかったというコメントが目立つ。
「締めの曲も、サンリオ関連の曲とかあったんじゃないかと思ってたので残念です...」
「最後も、カワイイフェスティバルかと思いきやまさかの全く関係ない曲で、思わずなんでやねん!!とツッコんでしまいました」