当日はゴミ箱を設置し、回収できるトラックもあったと説明
川越県土整備事務所に6月8日に取材して聞いたところでは、バーベキューをしたグループは、5月31日に業者の手配がつかず6月1日になってゴミを回収させたが、それまでにバーベキューの一部備品が何者かに盗まれていたという。業者は、ボランティアらがまとめたゴミを主に回収し、周辺に散乱していたゴミは、職員やボランティアらが片付けた。
前出のDJは、5日までに改めてブログで状況を報告し、バーベキュー当日は、ゴミ箱を設置し、回収できるトラックもあったと説明した。豪雨に見舞われて、荷物とゴミをまとめ、パイロンで分かるようにしたとも述べた。そして、イベントの主催者が、ゴミの回収が1日遅れたことによる始末書を県の整備事務所に出して、今回のことは終了したとしている。
一方、イベントでは、新型コロナウイルス感染拡大の中でマスクをしていない人も多く、密の状態も見られたことにも疑問が出ている。
DJの機材などをサポートしているinMusic Japanは2日、ブランドの公式ツイッターでDJが地域住民などに不快な思いをさせ迷惑をかけたとしてお詫び文を出し、本人と話し合ってサポートを終了したと発表した。
同社のマーケティング担当者は8日、J-CASTニュースの取材に対し、その理由を次のように説明した。
「ゴミの問題のほか、世間が自粛している中で誤解を呼ぶ行動をしたと判断しました。確かに、感染に気を付けながらのライブは容認していますが、今回は逸脱しています。参加者がマスクをしていない画像をアップしたり、密になることに配慮していなかったりしたからです。主催に近い立場にいたため、容認できないと考えました」