モデルでタレントの藤田ニコルさんが、2021年6月7日に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)に出演。両親の離婚や学校でのいじめ経験などの過去を告白したことに、大きな注目が集まっている。
「わたしがサンドバッグになればいいと思った」母の告白
藤田さんは2009年、11歳でティーンファッション誌「nicola」のモデルオーディションに合格しデビュー。その後も数々の雑誌を渡り歩く傍ら、2015年頃からテレビでの活動も開始。今やバラエティー番組に欠かせないタレントとなり、自身が立ち上げたファッションブランドも順調のようだ。
そんな藤田さんの両親は、ロシア人とポーランド人のハーフの父と、日本人の母。社長業を営んでいた父のおかげで、家にはお手伝いさんが複数人いるほどのお金持ちだったが、2歳のときに父の事業が失敗し、両親が離婚した。
その後母は、昼はパチンコ店、夜はスナックで働き、女手一つで藤田さんを育てる。藤田さんは多忙な母の助けになりたいとの気持ちから、ティーンモデルになることを決意。2回目の挑戦で見事合格するも、待っていたのは思うように撮影に呼ばれない日々と、陰口を言われたり、嫌がらせにあったりする学校生活だった。
そんななか、お金がないゆえ100均コスメでメイク研究をしていたことが、nicola編集部に注目され、これがきっかけで同世代から圧倒的な支持を得るように。しかし、タレント活動も始めた藤田さんは身も心も疲れ果て、母に八つ当たりすることもしょっちゅう。
母は当時を振り返り、「わたしがサンドバッグになればいいと思った」と娘を受け止める覚悟を決めていたと明かす。