慶応大学名誉教授でパソナ会長の竹中平蔵氏による、東京五輪・パラリンピック開催を巡る発言が波紋を広げている。
竹中氏は2021年6月6日放送の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)に出演し、東京五輪・パラリンピックの開催について持論を展開したが、発言に対してSNSで芸能人から批判の声が上がっている。
世良さん「竹中氏、あなたは基本的に間違っている」
ミュージシャンの世良公則さんは7日、ツイッターを更新。竹中氏が番組内で「コロナ菌」という言い方をした報道を引用し、「竹中氏、あなたは基本的に間違っている」とし、「コロナは菌では無くウイルスだ」と指摘した。
竹中氏は番組内で「オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界の『イベント(五輪)やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」と述べた。
五輪開催の責任に言及した竹中氏に対して、落語家・立川志らくさんが「世論の6、7割が(五輪は)中止、延期だって言ってる。国民が間違ってるってこと?」と問いかけると、竹中氏は「世論は間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違いますよ。世論はしょっちゅう間違いますから」と返答した。
麻木さん「こんな人が政権中枢に20年以上も...」
この竹中氏の「世論は間違ってますよ」発言にタレントの麻木久仁子さんが反応。麻木さんは7日にツイッターを更新し、「そうね、こんな人が政権中枢に20年以上も影響を与えてるのを許したことこそ『世論』の過ちとおもえば」とのコメントを投稿した。
また、実業家の堀江貴文氏は7日にツイッターを更新。堀江氏は同番組発言を取り上げたデイリースポーツの7日付記事「竹中平蔵氏 五輪は『やる』 開催か中止議論自体が不毛『世論はしょっちゅう間違ってる』」をシェアしながら、「まあその通りやね」とのコメントを投稿した。