「誰が観るの?」「マンネリもマンネリで」
実は松重さん、各シリーズの放送発表時に、番組に対する「ネガティブ」なコメントを残すことが恒例となっている。たとえば14年のシーズン4では「36回もやると店もネタも尽きました。以前の使いまわしをやるかもしれません」、翌15年のシーズン5では「このシリーズは、視聴者の方が飽きたら終わりです」と番組を自虐。17年のシーズン6発表記者会見では、次のようなことを語っていた。
「まず、最初にこの話をいただいた時に、『誰が観るの?』って。おっさんが淡々と飯を食ってるだけで、その後にちょこちょことモノローグを入れて、それをテレビの前の皆さんがどのように楽しむのかよくわからなかった。シーズン6をやっている今でも、まだわかっていない」
「この間『オワコン』という言葉を知りまして、この番組にピッタリだなと思って。当然、お客さんが終わってもいいと思っても仕方ないくらいマンネリもマンネリで。どこへ向かえばいいんだろうという気持ち」
その後、18年のシーズン7では「視聴率も頭打ちなので、この際閉店商法で『孤独のグルメ season final 究極の晩餐』にしたらと提案しましたが却下されました」、19年のシーズン8では「私の不祥事による降板など、予断を許さない状況です。ネットニュースよりも放送終了後のフライングテロップに御注目ください」と、まるでシリーズ終了を望むかのようなコメントを残していた。
ツイッター上の番組ファンもこうしたネガティブ発言を認識しているようで、今回のコメントに対しても「毎回松重さんのコメントが微妙にネガティブ含みなのが笑う」「またウィットに富んでいて素敵」などの声が寄せられた。