JALパリ・ロンドン線60周年 コロナ禍で苦境続くも...ワクチンで「お客さまのマインド変わる」

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現時点で多い利用者は駐在先に移動する日本人

   パリ便の服部潔彦(はっとり・きよひこ)機長は、ボーイング747型機の副操縦士1年目だった2000年7月に、初めてパリ便に乗務。当時の様子を

「ホテルの近くにそびえ立つエッフェル塔の荘厳で美しい、その姿に非常に感動したことを、いまでもはっきり覚えています」

などと振り返った。

   ロンドン便の辰巳毅(たつみ・たけし)機長は、約30年間にわたって747型機、747-400型機、777型機、787型機の4機種で欧州便をフライト。6月の現地の気候について

「日が長く、非常に安定したいい季節。60年前の就航時も、とても良い天気だったのでは」

と話した。

   JALのレゲット・ロス執行役員によると、国外からの入国がきわめて難しい現時点では、利用客は日本から国外の駐在先に移動する日本人が多い。需要回復の見通しについて、

「ワクチンがカギを握ると思っている。ワクチンが広がれば、お客さまのマインドも変わってくると思うし、海外に行く気持ちにもなる」

などとして、21年秋頃になるとの見通しを示した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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