「キャラ変」というよりは、「本人のコミュニケーション能力がするどく上がった」
「私の知る限りでは、ひろゆきさんという人間の性質が大きく変わったとは考えていません。しかし、世の中の人々のひろゆきさんへの評価は確かに大きく変わりました。その原因は、『本人のコミュニケーション能力がするどく上がった』という点だと思います」
「以前のひろゆきさんは、自身の考えと世間の常識にズレがある際であっても、あまりそれを気にせず自らの主張を展開していましたが、最近は、そのズレを意識しつつ、その溝を埋めるべく丁寧に説明を行うようになっています。その結果、以前は世間の人から『飛躍しており、珍奇な主張』と思われていたものが、相手を論破するに至るかは別として、きちんと討論の相手に届くようになった、つまり、会話のラリーが成立するようになった点が『正論キャラ』『論破キャラ』『理性キャラ』と見られるようになった理由だと思います」
そして、最後に井上氏は以下のようにも語った。
「似た変化は(実業家の)堀江貴文さんからも感じます。堀江さんの説明も、最近は実に丁寧であり、以前に比べて反発する人が減っているように感じるのです。恐らく、2人は『丁寧にしゃべるテクニック』を相当磨かれたのではないでしょうか」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)