愛知県のテレビ局「CBCテレビ」は2021年6月2日にプロ野球・千葉ロッテマリーンズ対中日ドラゴンズの交流戦を中継した。しかし、中継の「副音声LIVE」と題したYouTube配信で、スタジオが凍りつく一幕があった。
CBCの榊原悠介アナウンサーは「激闘」で知られる10年の日本シリーズ(ロッテ対中日)の話題で、当時ロッテで活躍した清田育宏選手について言及した。しかし、同選手は度重なる不適切行為でロッテから契約解除されたばかり。これには解説者の吉見一起さん、里崎智也さんも困惑の表情を浮かべるしかなかった。
里崎「この話広げますか?」
中継は、主音声解説が立浪和義さん、牛島和彦さん、副音声トークには吉見さんと里崎さんが参加。その様子がCBCテレビのYouTubeチャンネル「燃えドラch」でライブ配信された。
試合が進む中、トークの話題は中日とロッテが対戦した10年の日本シリーズになった。吉見さんは当時中日のエース、里崎さんはロッテの正捕手を務めていた。第6戦で「延長15回引き分け」となるなど、シリーズ屈指の激闘を繰り広げたことで知られるカードだ。そこで優秀選手賞をもらうほど活躍したのが、当時ロッテのルーキーだった清田選手だった。
CBCの榊原アナウンサーは「ルーキーの清田選手ってマークしていましたか?」と吉見さんに尋ねた。しかし、吉見さんは苦笑いを浮かべ「いや...」と困惑の様子。それもそのはず、清田選手は度重なる不適切行為で5月にロッテを契約解除になったばかりだ。
すかさず里崎さんが「この話広げますか?」とツッコミを入れると、スタジオは気まずい空気に。アシスタントのアナウンサーが「じゃあ次の質問に...」と切り出すと、里崎さんは「アッハッハ」と大爆笑。質問をした榊原アナは、この間ずっと怪訝(けげん)な表情を浮かべていた。
一部始終を目撃したツイッター上の野球ファンからは、
「すごい空気」
「雰囲気が完全に放送事故」
「アナウンサー(清田選手のこと)知らないのかな?」
などの声が聞かれた。