2021年6月1日に放送されたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ・フジテレビ系)第8話で、「外れた網戸」をめぐり主人公・とわ子(松たか子さん)の恋路を推察する声があがっている。
オダギリジョーさん演じる小鳥遊と向き合うとわ子
脚本は、「東京ラブストーリー」(1991年)や「カルテット」(2017年)で知られる坂元裕二さん。3回結婚して3回離婚したいわゆる「バツ3」にして建設会社「しろくまハウジング」の社長を務めるとわ子(松たか子さん)と、とにかく女性にモテるレストランのオーナー・田中八作(松田龍平さん)、器の小さいファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(お笑いトリオ「東京03」角田晃広さん)、堅物エリート弁護士・中村慎森(岡田将生さん)の3人の元夫が繰り広げるロマンティックラブコメディーだ。
第8話では、「しろくまハウジング」が外資系ファンド「マディソンパートナーズ」に買収されてしまう一方で、プライベートでは「マディソンパートナーズ」取締役の小鳥遊大史(オダギリジョーさん)と急接近するとわ子。ビジネスとプライベートは別物という考えの小鳥遊から「仕事上の対立があったからって、それじゃあさようならっていうのは...」と仕事以外では今までと変わらずとわ子と親しくしたいと伝えられると、とわ子もまたスイッチをオンオフするかのように小鳥遊と向き合っていこうと決心する。
小鳥遊は4番目の夫になる?ならない?
後日、話しの流れから小鳥遊を自宅に招待した際、元夫3人が突然やって来る。「誰もいない」と言い張るとわ子だが、その目線はベランダで身を潜める小鳥遊へ。元夫たちが渋々帰ると、小鳥遊は外れた網戸を指さし「戻します?」と手伝いを買って出て、手早く直す。しかしながら、網戸はすぐにまた外れてしまう。倒れ掛かかってくる網戸をよけようとして、2人はいつの間にか手を取り合い、そのままハグするのだった。
話題になったシーンは、この網戸を取り付ける場面。実は第1話で、とわ子が元夫たちに対して放ったセリフで「網戸がね、外れるんですよ。外れるたびに、あー誰か助けてくれないかなとは思う。よしまた結婚しよう、次こそは一生一緒にいられる人見つかるかな。網戸外れるたびにそう思います。4回目の結婚、あるかなって思います」と、網戸を直してくれる人=結婚する人だと示唆した上で、「だけどそれはあなたたちじゃありません。これから出会う誰かに網戸直してもらいますから。私、幸せになることを諦めませんので」と新しい恋にまんざらでもない様子を見せていた。
以前話していた内容が第8話で実現したことに対し、「とわ子外れた網戸直してくれる人見つけられたね 羨ましい限りです!」「第1話の網戸を第8話で回収するところは脚本家が天才としか言いようがない」などと伏線回収のような巧みな脚本に称賛する声が多くあがる一方で、「網戸直したと見せかけ直ってない。オダジョーはシーズン4(編集注:4番目の夫のこと)にはならない」「一度ハマった網戸がまた外れたの見て、もしオダジョと結婚してもまた離婚することになりそうだなー...と思った」などと、今後の2人の関係を推察する声が多くあがっている。