大坂なおみの告白で思い出される、日本メディア「トンデモ質問」の数々

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   テニスの全仏オープンに出場していた大坂なおみ(23)=日清食品=が、予定されていた女子シングルス2回戦を棄権した。

   大坂は2021年6月1日に自身のツイッターを更新し、2回戦を棄権することを表明。これと併せて2018年全米オープン以降うつ病に悩まされてきたことを告白した。全仏オープン開幕前には精神的負担などを理由に記者会見を拒否する意向を示し、1回戦後に予定されていた記者会見を拒否した。

  • 大坂なおみ(2018年撮影)
    大坂なおみ(2018年撮影)
  • 大坂なおみ(2018年撮影)

4大大会は大坂のサポートと支援を約束

   大坂の全仏オープン棄権のニュースは全世界を駆け巡り、大きな衝撃を与えた。大会側は大坂の告白を受ける形で、全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンとともに共同声明を公表し、大坂がコートを離れている期間、可能な限りのサポートと支援を約束。大坂のコート復帰に期待を寄せた。

   18年8月の全米オープンで優勝し、世界トップの仲間入りを果たした大坂。弱冠20歳でのグランドスラム初優勝だった。4大大会を制したことで世界中から注目されるプレイヤーとなり、取り巻く環境が大きく変わったのだろう。大坂の告白によれば、この全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされたという。

   大坂の環境はどのようにして変化していったのだろうか。全米オープン直後の18年9月に「東レ・パンパシフィック・オープン」に出場するために帰国した際のフィーバーを振り返れば、その急変ぶりがうかがえる。

   凱旋帰国してからは分単位のスケジュールに追われた。帰国会見では、スポーツ紙をはじめとする新聞社、テレビ、外通信社、国内通信社、ネット媒体、英字紙、テニス専門誌の記者が会場に詰め掛け、約30分間、大坂と記者のやりとりが続いた。

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