「笑い」の演技を極めていけば「美少女すぎる」点はハンデにならない
ただ、「ネメシス」の第8回を見る限り、その心配はなくなったと言って良いだろう。なぜなら、橋本さんは今後、その「笑い方」を武器に役者としてさらなる成長が可能といえるからだ。前述のシーンで橋本さんはその正体を明かす際の笑みで視聴者を魅了したわけだが、この「笑い」の演技を極めていけば「美少女すぎる」などという点は全くハンデにならないからだ。
具体的には、今回のような「サイコな笑い」は今後さらなる修練が必要であろうことは当然として、本人がバラエティー番組で見せる「ガハハハ!」「フハハハ!」といった豪快な笑い方は、それこそ、演技なしの「地金」でも魅力的ではないだろうか。
つまり、橋本さんはこれら「笑い方」を武器に今後、さまざまな悪役に挑戦することで、「美少女すぎる」という「ハンデ」を飛び越えられる可能性があるのだ。先例を挙げるなら、1998年公開の「踊る大走査線」にサイコキラー役で出演した小泉今日子さんが同作の演技で役者としての評価を一気に高めたように、橋本さんは「美少女キャラ」に甘んじることなく、さらなる飛躍が可能だということである。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)