テニスの大坂なおみ(23)=日清食品=のうつ病告白に女子テニスのレジェンドから励ましの声が寄せられた。
大坂は2021年5月31日(日本時間6月1日未明)、自身のツイッターを更新し、全仏オープン女子シングルス2回戦を棄権すると表明し、「2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされてきた」と告白した。
キングさん「今まさに重要なことは...」
女子ツアーを統轄するWTAの創始者で4大大会12度の優勝を誇るレジェンド、ビリー・ジーン・キングさん(77)は1日に自身のツイッターを更新し、大坂に向けたメッセージを投稿した。
キングさんは「大坂なおみがうつ病との闘いについて真実を明らかにしたことは信じられないほど勇敢なことです」と大坂の告白に言及し、「今まさに重要なことは、彼女に必要な空間と時間を与えることです」を主張した。
また、WTAツアー最多優勝記録など数々の記録を樹立した伝説的プレイヤー、マルチナ・ナブラチロワさん(64)も1日に自身のツイッターを更新し、大坂にメッセージを投稿した。
ナブラチロワさん「彼女が無事であることを心から願っている」
ナブラチロワさんは「大坂なおみのことを思うととても悲しい。彼女が無事であることを心から願っている」と大坂の体調を気遣い、「私たちはアスリートとして体のケアをするように教えられている。そしておそらく、メンタルや感情の面では軽視されている。これは、記者会見をするかしないかだけのことではない。なおみ、幸運を祈ります。私たちみんながあなたを応援しているよ」とコメントした。
大坂は全仏OPの開幕前に自身のツイッターで試合後の記者会見を拒否する意向を示し、実際、シングルス1回戦での勝利後の記者会見を拒否した。大会主催者は大坂に対して罰金1万5000ドル(約165万円)を科した。
大坂は5月30日(日本時間31日)に更新した自身のツイッターで「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」などと投稿した。