右手と両足を事故で失ったサラリーマンの山田千紘さん(29)が2021年5月29日、自身の公式YouTubeチャンネルに、モーニングルーティーン動画を公開して反響を呼んでいる。
山田さんは事故からちょうど8年後の20年7月24日にYouTubeチャンネルを開設し、前向きに歩む姿を配信し続けている。メディアでも過去ハーバー・ビジネス・オンラインや朝日新聞などの取材を受け、自身の人生について赤裸々に語ってきた。
20歳の時に電車に轢かれて右手と両足を失った山田さん
山田さんは20歳の時に駅のホームから転落して電車に轢かれ、右手と両足を失った。当初は自殺を考えるほどふさぎ込んでいたものの、周囲の支えもあって人生を前向きにとらえるようになり、その後、懸命な努力の末に義足の使い方をマスター。現在は親元を離れて一人暮らしをしながら、会社勤めをしている。こうしたこれまでの人生もYouTubeチャンネルの動画の中で明かしてきた。
このほど公開された「【GRWM】片腕一本しかないサラリーマンのモーニングルーティーン」と題した動画で、山田さんは「今日はモーニングルーティーンですね。29歳、独身、手足なしのモーニングルーティーンということでね」と趣旨説明。5時50分に起床すると、ベッドに横づけされた車いすに飛び乗りバスルームへ。車いすの上で服を脱ぎ、浴室へジャンプして入っていった。