阿部寛そっくり?ミイラの肖像画 英考古学者ツイートにまさかの反応

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「阿部寛だこれ」
「ローマだけに飽きたらずエジプトにも!」

   こんな声が寄せられたのは、2021年5月28日にイギリスの考古学者がツイートした「ミイラの肖像画」だ。古代ローマ時代のエジプトで書かれたとされるものだが、濃い顔立ちで知られる俳優・阿部寛さんと瓜二つだと話題を呼んでいる。

  • 阿部寛さん(2017年撮影)
    阿部寛さん(2017年撮影)
  • 阿部寛さん(2017年撮影)

映画ではローマ人を熱演

   阿部寛さんといえば、日本でも屈指の「濃い顔」俳優として知られる。12年には映画『テルマエ・ロマエ』に出演。日本人ながら古代ローマの設計技師・ルシウス役を演じ、共演した北村一輝さん、市村正親さんらとともに「濃い顔」ぶりが話題を呼んだ。

   そして今、注目を集めているのが、英リヴァプール大学で教員として働く考古学者、ジョー・ボール氏がツイッター上に投稿した肖像画の写真だ。彫りの深い顔立ちが印象に残るこの肖像画は、米・ボストン美術館が所蔵しているもの。同美術館の公式サイトによると、西暦170年頃、つまり古代ローマ時代のエジプトで描かれた「ミイラの肖像画」で、ひげを生やした中年と思しき男性が描かれている。

   「この手の肖像画によくみられるように、美しい個性とセンスを備えています」(以下、編集部訳)と、その美しさを評したジョー氏。しかし、投稿後に待っていたのは、遠く離れた地で暮らす日本人ユーザーからの反応だった。

   そのほとんどが、肖像画の人物と阿部さんの類似性を指摘するもので、

「He is Japanese acter. Abe hiroshi.(彼は日本の俳優、阿部寛です)」(原文ママ)
「He's a Japanese actor, and the guy with the "fastest" homepage.(彼は日本の俳優で、『最速のホームページを持つ男』です)

   と阿部さんの特徴を英語で説明する人や、テルマエ・ロマエでの役柄を挙げ「Are you Lucius?(ルシウスですか?)」と問いかける人がいた。

   ジョー氏は日本人から寄せられた指摘ツイートの数々に「いいね」を押して反応。さらに31日には、

「この週末の発見は、このローマ・エジプトのミイラの肖像画に描かれている男性が、映画『テルマエ・ロマエ』(およびその続編)でタイムトラベルするローマ人建築家を演じた日本人俳優、阿部寛に酷似しているということです」

   と投稿した。

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