人気漫画「呪術廻戦」の作者・芥見下々さんを心配する声が広がっている。2021年5月31日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された最新話に、下書きとみられるページがあったためである。
最新話はカラー含む合計23ページ
5月31日に公開された「呪術廻戦」第150話には、下書きとみられる原稿が2ページにわたって掲載された。他のページと比べて、線が太く荒いものとなっている。また当該ページにのみ濃淡を表す「トーン」が張られておらず、仕上げが済んでいない未完成の原稿のように見える。
これを受けてSNS上では、作者が多忙で原稿が間に合わなかったのではないか、などと心配する声が広がっている。
「今週の呪術廻戦の一部がネーム(下書き)だ、、作者さんの体調が心配、、」
「休載多くても悲しいけど、呪術廻戦せっかく表紙&巻頭カラーなのに本編下書き残ってるの、ちゃんと休んでほしい...」
一般的に週刊連載の漫画家は非常に多忙である。約20ページの漫画をたった1週間で完成させなくてはならない。
「週刊少年ジャンプ」の人気作ともなれば、メディア展開に伴う打ち合わせなどが入ることもあり、そのスケジュールはさらに過酷なものになる。「呪術廻戦」については、2021年冬にアニメ映画の公開が予定されている。
また同日公開された「ワンピース」や「僕のヒーローアカデミア」はどちらも17ページだったのに対して、「呪術廻戦」の本文は19ページだった。これに加えて、表紙、扉絵、見開きと、合計4ページのカラーページもあった。同誌連載陣の中でもかなり過密なスケジュールだったものとみられる。
「HUNTER×HUNTER」や「ワールドトリガー」を想起したという声も
SNS上では、同じく「週刊少年ジャンプ」発の漫画である「HUNTER×HUNTER」や「ワールドトリガー」などを想起したという声もある。どちらもアニメ化を果たした人気作であるが、過去に、今回と似たような下書きに近い状態の原稿を本誌で公開している。
「ワールドトリガー」は作者の体調不良による長期休載の後、月刊連載である「ジャンプSQ.」に移籍し連載を続けている。一方で「HUNTER×HUNTER」については連載再開の目途が公表されていない。
移籍や長期休載を行った詳細な理由は不明だが、週刊連載での負担を心配する声は少なくない。
「昨日呪術読んでてマジで『ハンターハンターじゃん』って思っちゃったし、葦原先生みたくなる前に休んでほしい...」
「呪術廻戦の芥見先生ワートリの葦原先生みたいに体壊して休載ってのは読者としては悲しいので適度に休んで欲しいな」
週刊少年ジャンプ26号本日発売
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) May 30, 2021
連載3周年突破‼
表紙&巻頭カラーは
『呪術廻戦』
Cカラーは
『アンデッドアンラック』読切『六とゆき』『アオのハコ』‼
『クーロンズ・ボール・パレード」は大増23ページ‼
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