「とっとと帰れ!」大声で叫ぶノーマスク集団 京都・鴨川見回り職員への「罵声動画」が物議

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京都府や京都市「トラブルなどは聞いていない」

   ノーマスクのグループについて、京都府の危機管理官付理事は5月31日、J-CASTニュースの取材に対し、職員らが見かけたものの、トラブルなどは聞いていないと説明した。

   動画では、シート上にペットボトル入りの飲み物がいくつか見られたが、理事は、お酒を飲んだり物を食べたりしていたとは聞いていないとした。グループが人権侵害だなどと主張したことについては、「状況が分かりませんので、何とも言いようがないです」と話した。

   府では、集団で路上飲酒するとコロナ感染のリスクがあるとして、緊急事態宣言直後の4月26日からの見回り活動で飲酒を控えるよう声掛けをしている。30日も、府や京都市の職員、府警の警察官計十数人が18時から20時まで、四条―出町地区を歩いた。

   府や市などの腕章をして、路上飲酒を控えるよう呼びかけるチラシを声掛けした人たちに渡したそうだ。

   京都市の危機管理課長も31日、「大きなトラブルがあれば報告がありますので、そうなっていないと思います」と取材に話した。

   見回り活動では、路上での飲酒や会食について、30日までに421グループ、計1600人に声掛けしたと明かした。それに応じて協力する若者らも多いとしたが、中には、「回ってきたところで、言うこと聞くわけないやろ!」と酔っぱらって怒鳴ったり、「公務員は給料減っていないのに、民間人に協力依頼するのはおかしい」と抗議したりする人もいたという。また、条例違反になる火を使ったバーベキューを河川敷でするグループもいたとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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