IOC最古参委員「アルマゲドン」発言に批判殺到
IOC幹部らの発言は立て続けに物議を醸している。
スポーツ各紙の報道によると、IOCのコーツ調整委員長は5月21日に緊急事態宣言下でも五輪は行われると明言。翌22日にはバッハ会長が国際ホッケー連盟のオンライン総会にビデオメッセージを寄せた際の「犠牲」発言が波紋を広げた。
バッハ会長の発言を伝えたインドのPTI通信によると、バッハ会長は「東京大会を実現するために、我々はいくつかの犠牲を払わなければならない。選手は夢を間違いなく叶えることができる」と話したという。
後日、IOCの広報担当者は、バッハ会長が「我々」としたものは「日本国民にではなく、五輪関係者、五輪運動に向けた発言」と説明し火消しに走るも不信感は完全にぬぐえず。そして25日に英紙「イブニング・スタンダード」(電子版)が報じたIOC最古参委員ディック・パウンド氏の「アルマゲドン」発言が火に油を注いだ形になった。
同紙は、東京五輪開催へ向けてのパウンド氏の見解を報じ、記事の中でパウンド氏は「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」と持論を述べた。この「アルマゲドン」発言が問題視され、SNS上では批判の声が殺到した。