「ロンバケ」はまさかの2位に 1位の作品は...
2位は1996年放送の『ロングバケーション』(373票)だった。木村さん演じるシャイなピアニスト・瀬名秀俊と、山口智子さん演じる婚約者に逃げられたモデル・葉山南のルームシェア生活を描いたストーリーだ。当初は瀬名が後輩・奥沢涼子(松たか子さん)に思いを寄せ、南はそれを応援する立場だった。しかし、瀬名の失恋もあり、物語終盤にかけて2人の距離が接近。ピアニストとしてボストン行きを夢見る瀬名との関係性に、最後まで注目が集まった。俳優・木村拓哉の出世作として知られ、当時は「(ドラマが放送される)月曜9時には街からOLが消える」とまで言われる人気ぶりだった。
そして栄えある1位に輝いたのは、97年放送の『ラブジェネレーション』(402票)だった。広告代理店を舞台に、木村さん演じる浮気性な営業マン・片桐哲平と、松たか子さん演じるマイペースなOL・上杉理子との複雑な恋模様を描いた作品だ。作中には、お笑い芸人・ホリさんのモノマネで知られる木村さんの名台詞「ちょ、待てよ」が頻繁に登場することでも知られる。
なお、6位以下には最終回の視聴率が40%を超えた『ビューティフルライフ』(146票)、記憶喪失の青年を演じた『ギフト』(97年、フジテレビ系、88票)が入った。これらに次ぐ形で、『グランメゾン東京』(19年、TBS系、76票)、『教場』(フジテレビ系、73票)と、最近の作品が名を連ねた。