枝野幸男氏「菅首相はワクチン頼み」発言が拡散 実際は何を語ったのか?ラジオを詳しく振り返る

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「ちゃんとワクチン頼みじゃなくても抑えられるところに舵を切らなきゃダメですね」

「普通の人にとってもそうだし、商売関係の人たちにとっては無理ですから。ちゃんとお金を配るとか、もうちょっとメリハリつけたほうがよくて、たとえば今、美術館とかもダメになってるみたいですよね。よく分からないんですよ。確かに飲食とか、特にお酒を飲んでワイワイ騒いだらリスクが高いだろうというのは間違いないですけど、じゃあ表で飲むという話になっちゃったし、時短の時は(午後)8時までだから7時台にお客さんが集まったりとか。もう1年以上やっているんだから、人の行動パターンを読んで、いろんなものを我慢していただくにしても、感染対策がどうしても不可欠な部分がどこか、一定のリスクはあっても、ここならリスクは低いから許容しようとか、メリハリつけないと。

なぜか菅さんはワクチン頼みですけど、ワクチン打ったら罹らないのかとか、感染の広がりが抑えられるのかとか、まだわからないです。最近の変異株を見ていると、強い良いワクチンを作ってもそれに打ち勝つ強い変異が起きるというのが残念ながらこういったものの体質、本質だから、わからないですから。ちゃんとワクチン頼みじゃなくても抑えられるところに舵を切らなきゃダメですね」

   その後、話は緊急事態宣言や自粛をめぐる昨年からの話になったが、再び岩瀬アナがワクチン接種の開始に触れる形で「菅総理が賭けているワクチン接種ですけども、大規模接種会場は混乱なくスムーズにいったようですね」と話を振った。

   それに対して枝野氏は、自治体での接種が進む中、国が大規模接種に乗り出すことで、「自治体との予約の混乱が出てくるのではないか」という点や、打ち手不足を指摘。「大規模接種でやろうがどうしようが、自衛隊の医療関係者の皆さんにご協力いただく仕組みを作ったことに意味があるので、大規模かどうかは実はあまり関係ない」と評価もしたが、接種完了時期について次のように見解を述べた。

「問題は医療従事者が足りないという状況が根本的には変わってなくて、そうすると高齢者だけでも7月末は多分無理だと思います。そのあと現役世代に入っていって、とても年内に打ち切れる状況ではないですよね。一方で打ったワクチンがどれくらい効果ある、何ヶ月効果あるのかはまだわからないわけですよ。ちなみにインフルエンザ(ワクチン)が半年くらい。どうやら(新型コロナウイルスワクチンは)半年後にも抗体はあるらしい、ってところまではエビデンスがあるらしいんですが」

   岩瀬アナに「だから1年中打ってなきゃいけないってことですもんね」と尋ねられると、枝野氏はこう答えている。

「また1年後に同じオペレーション繰り返すのかもしれません。これは分からないわけですね、また変異が(あるかもしれない)。だからワクチン頼みは危ないです。もちろんワクチンをどんどんやることはものすごく大事なこと、それでだいぶリスクは下げられるけども、一本足打法じゃ危ないです」

   この後、自衛隊の活用方法、官邸主導の重要性などに話題は移った。

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