プロ野球・中日ドラゴンズを2021年5月26日付で退団した門倉健2軍投手コーチに球界OBから安否を気遣うメッセージが相次いでいる。
スポーツ各紙の報道によると、門倉氏は15日から2軍の練習を無断で休み、家族も門倉氏と連絡が取れない状態で家族は16日に愛知県警に捜索願を出した。
現役引退後は韓国サムスン、中日で指導
その後、20日の消印で退団願が郵送され、球団が家族に本人の直筆であることを確認して26日付で受理。日本野球機構(NPB)は27日に門倉氏のコーチ登録抹消を公示した。
門倉氏は1995年のドラフト会議で中日からドラフト2位指名を受けて入団。ルーキーイヤーの96年には11試合に先発し7勝をマークし、翌97年には2ケタの10勝を挙げた。
99年シーズン終了後に交換トレードで近鉄に移籍し、その後は横浜ベイスターズ、巨人で活躍。09年には韓国に渡り、韓国リーグで通算27勝をマークした。
現役引退後は韓国サムスンのコーチを経て中日2軍投手コーチに就任した。球界の発展に貢献してきた門倉氏の失踪、退団に球界OBからは心配の声が相次いで寄せられている。
大久保氏「どんな嫌な事も過ぎてしまえば...」
元楽天の監督で野球解説者のデーブ大久保氏は27日にツイッターを更新し、「我々の仲間門倉が失踪したニュースが...」と切り出し、次のようなメッセージを投稿した。
「嫌な事は自分のせいで招いてしまった事や人から嫌な思いをさせられる事など色々な理由がある...門倉聞いてくれ...『どんな嫌な事も過ぎてしまえば笑い話に出来る事ばかり』どんな事があっても勇気をもって出てきて欲しい...たくさんの仲間がいるから心配ないぞ!」
元ソフトバンクの斉藤和巳氏は27日に自身のツイッターを更新し、「門倉さん...絶対無事でいてください...」と投稿。26日には元巨人のエース上原浩治氏が自身のツイッターを更新し、「門倉さん...いったいどこに?無事であることを願ってます...」と安否を気遣うコメントを寄せていた。