木下優樹菜さん「タピオカ騒動」が訴訟に発展 広告起用した化粧品会社が約3億円の賠償請求

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   元タレントの木下優樹菜さん(33)によるタピオカドリンク店とのトラブルで、ブランドイメージが毀損されたとして、美容用フェイスマスクの化粧品会社などが木下さんや元所属事務所、広告会社を相手取って、約3億円の損賠賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことが分かった。

   広告会社側も、元所属事務所に損害賠償を求めていたといい、化粧品会社などの主張は認められず、今後は適切で妥当な解決を図りたいと説明している。

  • 木下優樹菜さん(2008年撮影)
    木下優樹菜さん(2008年撮影)
  • 木下優樹菜さん(2008年撮影)

木下さんは、美容用フェイスマスクのイメージモデルだった

   木下さんは2019年10月6日、自分の姉が勤め先のタピオカ店とトラブルになっているとインスタグラムで明かしたが、これに対し、関係者とみられる人物が木下さんから恫喝めいたDM(ダイレクトメッセージ)が送られたとその画像をツイッターで公開し、物議を醸した。

   木下さんは、翌11月から芸能活動を自粛し、20年7月1日に活動再開を告知したが、わずか5日で元所属事務所が芸能界引退を発表していた。

   今回提訴されたことは、東証マザーズ上場の広告会社「Birdman」が5月26日、株主や投資家に向けたIRニュースで開示した。

   「当社に対する損害賠償請求訴訟の提起に関するお知らせ」とのタイトルで、4月1日付で提訴され、5月20日に訴状が送られてきたと明らかにした。

   それによると、訴えたのは、木下さんを美容用フェイスマスク「オルフェス」の広告に起用した化粧品会社「ロハス製薬」とメディア事業などを手がける関連会社「アイア」。アイアは、木下さんの元所属事務所「プラチナムプロダクション」と契約したBirdmanと、木下さんの広告出演契約を結び、木下さんは、オルフェスのイメージモデルになった。

訴えられた広告会社は、主張認められないと、適切妥当な解決求める

   ところが、2019年10月のタピオカ騒動で、木下さんは芸能活動を自粛したため、Birdmanは、プラチナムに対し、騒動で発生した損害の賠償を求めた。そして、ロハス製薬とアイアは、騒動でブランドのイメージが毀損したとして、今回の提訴に至ったとしている。

   これに対し、Birdmanは、「当社は、引き続き訴状の精査を行い、ロハス製薬株式会社及びアイア株式会社の主張はいずれも認められるものではないとの前提で、裁判において当社の主張を行い、本件の適切妥当な解決を図ってまいります」と説明している。

   木下さんは、お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史さん(50)と19年12月に離婚を発表しているが、Birdmanの発表文では、木下さんが「藤本」姓になっていた。木下さんが離婚時に姓を変えなかった可能性もある。

   ロハス製薬の代理人弁護士は5月27日、J-CASTニュースの取材に対し、木下さんやプラチナムなどを提訴した事実を認めた。

「裁判中ですので、詳しくお話しできませんが、騒動で売り上げが相当落ちて、甚大な被害がありました。見解の相違があり、話し合いが決裂しましたので、提訴しました」

   Birdmanがプラチナムに賠償を求めたのは合理的な根拠があるとしたが、Birdmanにもブランドイメージが毀損した責任を認めてもらいたいという。

   J-CASTニュースでは、プラチナムプロダクションに取材を申し込んだが、27日19時までに回答を得られなかった。回答があり次第、追記する。

   木下さんは、芸能界引退後も、アパレルブランドのモデルになったなどとインスタで発信を続けているとスポーツ紙が報じている。木下さんとみられるインスタでは、27日夕までに訴訟についての発言は見られなかった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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