2021年5月25日に放送されたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ・フジテレビ系)第7話で、俳優のオダギリジョーさん演じる役の「サイコパス感」ある豹変ぶりに大きな反響を呼んでいる。
謎の男と新たな恋の予感に浮足立つとわ子
脚本は、「東京ラブストーリー」(1991年)や「カルテット」(2017年)で知られる坂元裕二さん。3回結婚して3回離婚したいわゆる「バツ3」にして建設会社「しろくまハウジング」の社長を務めるとわ子(松さん)と、とにかく女性にモテるレストランのオーナー・田中八作(松田龍平さん)、器の小さいファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(お笑いトリオ「東京03」角田晃広さん)、堅物エリート弁護士・中村慎森(岡田将生さん)の3人の元夫が繰り広げるロマンティックラブコメディーだ。
第7話では、「しろくまハウジング」の株主が、とある外資系ファンドに株を売却しようとしていることが判明。「良いモノを作る」を第一に考える社風や、これまで腕を磨いてきた職人気質の社員たちを守るためにどうすればいいかと、とわ子は頭を抱える。
そんなある日、とわ子は公園で謎の男・小鳥遊(オダギリジョーさん)と出会い、その不思議な存在感が気になる。後日、バスのなかで偶然再会し、同じバス停で降りると、コーヒー片手にお互いのことを話しつつ周辺を散歩。次第に心を開いたとわ子は、1年前に大事な親友を亡くしたこと、周囲から「やり残したことがあったでしょうね」と言われたときに感じる違和感を明かすと、小鳥遊は「記憶とは場所のようなもの。あなたが笑っている彼女を見たことがあるなら、今も彼女は笑っているんです」と独自の考えを説明する。
とわ子は、そんな小鳥遊の素敵な考えに、救われたように涙を流す。その夜、つい鼻歌を歌ってしまうほど、新たな出会いに浮足立つのだが...。
まさかの豹変「サイコパス感エグゥ...」
翌日、会社に外資系ファンドの責任者たちが来社するが、そこにはなんと小鳥遊の姿が。長い髪をオールバックにし、口調もビジネス風、考えも冷たいほどに論理的な目の前の彼に、昨日のゆるっとした優しさは一切ない。別人レベルの違いに戸惑いが隠し切れないとわ子だったが、翌朝、いつもの公園に行くと、小鳥遊が昨日のことはなかったかのような態度で接してくる。
とわ子が「どうしてそんな風に話かけてこれるんですか?」と尋ねると、「え? だってあれは... 昨日お会いしたのはビジネスじゃないですか。これはプライベートでしょ」と何食わぬ顔で主張し、とわ子の驚き顔で幕切れとなるのだった。
ビジネスとプライベートを完全に分け、性格や口調すべてが豹変する小鳥遊。視聴者からは、
「オダギリジョー油断してたわ! ただの不思議ちゃんイケメンに癒しを求めてくかと思いきや、とんだサイコパス野郎だった!」
「オダギリジョーのどことなく支配的というかサイコパス感エグゥ...」
「とわ子のとても優しいセリフに涙してたら、最後ホラーになった!笑 オダギリジョーのサイコパス感しっくりきててサイコウ」
などと、震え上がる声とともに、今後の展開に期待をする声が多くあがっている。