人気のダイキン「ぴちょんくん号」1台廃車に惜しむ声 実は残り5台のみ...保存の予定は?本社に聞く

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「ぴちょんくん誕生10周年を記念して作られました」

   ぴちょんくん号はそれほど台数があるわけではない。ダイキン本社の広報担当は25日、J-CASTニュースの電話取材に誕生の経緯について次のように話した。

「『ぴちょんくん号』は、弊社のキャラクター『ぴちょんくん』の誕生10周年を記念し、エコ活動や省エネを呼び掛ける『エコ旅』の全国行脚を行うために2009年に作られました。車体には当時エコを意識した車両、ぴちょんくんの丸みを再現できる車両としてトヨタの『iQ』を利用しました。当初3台のみでしたが、販売会社から貸し出してほしいとの依頼が殺到しましたので、3か月後には4台増やしました。そのうちの2台がピンクの車体の『おユぴちょんくん号』でした。2014年にはメルセデスベンツさんとの縁もあり、共同で紫色の車体の『smarpyくん(以下、スマーピー)』も追加いたしました」

   現在残っているのは「北海道、東北、新潟の3台と量販店などに貸し出している2台があります。内訳については青いぴちょんくん号4台とスマーピー1台になります」と、全5台だという。

   ピンク色の車体の「おユぴちょんくん号」と黄色の車体の「ソーラーぴちょんくん号」については2017年ごろまでに廃車もしくは青い「ぴちょんくん号」に塗り替えとなっており、今は残っていないとのことだ。

   ツイッターでは、ユーザーが撮影した「ぴちょんくん号」の写真が多数あがっている。前述の広報担当者は、

「もともと写真を撮っていただくこと、お子様に親しみやすいようにするのが狙いであのようなデザインになりましたので、嬉しいです」

と話した。

   今回北陸で1台が廃車になるが、今後ぴちょんくん号が新たに生まれる予定はないのかを尋ねると、担当者は

「iQがもう生産されていないこともあり、予定はありません。今回の話題にしていただいた5号につきましても、維持予算の関係で保存などは難しいです。ですが、すべて廃車になる前に保存できる車両を残せるように検討をしたいとは思っています」

と話した。

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