新宿西口献血ルームのツイッターアカウントが投稿した画像が話題となっている。献血のマスコットキャラクタ―「チッチ」が柱に向かってうなだれているのだ。
投稿には、「絶望の一歩手前並みに空いてます」とのコメントも添えられ、多くのユーザーの注目を集めている。J-CASTニュースは2021年5月26日、東京都赤十字血液センターに献血の現況を取材した。
「心の叫びをツイートしました」
センターの広報担当者によれば、ツイートは新宿西口献血ルームにおける一時的な空き状況を現場目線で投稿したもの。全体的な献血状況を表現したものではないと強調したうえで、投稿を行った経緯をこう説明する。
「日頃から、受付の混雑状況に合わせた Twitter 投稿を広報の一環として取り組んでいます。本ツイート投稿時は受付に誰もおらず、呼びかけをしても反応が無く、、、心の叫びをツイートしました」
投稿日時は5月24日の15時過ぎ、確かにビジネスパーソンや学生には訪れにくい時間帯だ。ルームの来場者がいない状況を、「絶望の一歩手前並みに...」と冗談めかして表現したようだ。
担当者によれば、新宿西口献血ルームは駅構内という立地もあり、献血が初めての人や、久しぶりに協力したいという人が多く訪れる。一方でリピーターの割合が低いことから、SNS上での発信に力を入れている。その影響で、献血はできないけれど「ツイッター見ました!」と声をかけてくれる人も多いそうだ。
今回の哀愁漂う「チッチ」の投稿は、4000件を超えるリツイート、9000件を超えるいいねが寄せられるなど、注目を集めている(数字は26日夕時点)。ツイートを受けて、「予約しました!」「いきます!」とコメントするユーザーも出ていた。