新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多くの人にとってマスクは日常生活に不可欠なものとなった。そんな中、俳優の伊原剛志がつぶやいたツイートに注目が集まっている。
伊原は2021年5月22日に「何で外でマスク? 外で歩いてるだけの人はマスク要らなくねぇ? 俺はしない!!」とツイート。さらに、「以前サウナでマスクしてたの居たよ。出た瞬間キツそうだった。ちょっと危ないよね」と警鐘を鳴らしていた。
「場所によって必要、不必要があんだよね」
さらに23日には、一般ユーザーの「マスクはした方がいい」というツイートを取り上げて、「だからマスクは場所によってだよ!場所によって必要、不必要があんだよね」と指摘。続けて
「マスク洗脳されたらアカン!同調圧力に負けたらアカン」
と訴えた。
伊原の持論について、ツイッターのリプライ欄には、
「私も外ではマスクはしません。バス停で並んでいても一言も喋る事はないのでバスに乗ってからマスクをします。マスクがマナーと言うより、マスクするべきみたいな風潮が独り歩きしているように思います。島国日本は昔から周りの人と合わせようとし過ぎです」
と賛同の意見が見られる一方で、
「わかりますけど、勝手にやってください。外の状況もケースバイケースです。影響力ある人がSNSで宣言しないでください。黙って勝手にやってください」
と反発の声も見られる。
厚労省も注意喚起
ただ、暑くなる季節になり、マスクを着用することで生じる弊害も考えなければいけない。実際、厚労省もマスクと熱中症の関係について、
「高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう」(20年6月の公式サイトでの発表)
と注意を呼び掛けている。
マスクは四六時中絶対に着用しなけなければいけないわけではなく、かといってマスクが不要なわけではない。ツイートの表現が適切なのかなど、伊原の主張をめぐっては議論が続いているが、どちらにしろ、マスクを着用する場所、外しても良い場所を状況に応じて判断する必要があるだろう。