大関朝乃山はガイドライン違反で途中休場
横綱が不在だった夏場所では、大関朝乃山(27)=高砂=が12日目から途中休場。協会が定める新型コロナウイルス感染対策ガイドラインに違反し、力士にとって最も大切な本場所を務めあげることが出来なかった。朝乃山の軽率な行動は、盛り上がる夏場所に水を差しかねなかったが、照ノ富士の優勝が沈みかけた空気を一掃。図らずも朝乃山の「失態」が、照ノ富士の相撲にかけるひたむきな姿勢を際立たせる結果となった。
角界では2017年3月の稀勢の里以来、横綱が誕生しておらず、白鵬が長年にわたり屋台骨を支えてきた。その白鵬も6場所連続休場という状況にあり、角界関係者からは「世代交代」を望む声も聞こえてくる。
次の名古屋場所で綱取りに挑む照ノ富士。そしてその前に立ちはだかる白鵬。果たして照ノ富士は角界の頂点に立つことが出来るのか。名古屋場所は7月4日に初日を迎える。