ファッション通販サイトを手掛ける「ZOZO」創業者で実業家の前澤友作さんが2021年5月22日、自身の公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、宇宙渡航に向けた過酷なテストを受ける姿を披露し、反響を呼んでいる。
テストで8Gの重力負荷を体験
前澤さんは12月8日に、アメリカの宇宙旅行会社「スペースアドベンチャーズ」とロスコスモス(ロシア連邦宇宙局)によるサポートのもと、ISS(国際宇宙ステーション)に日本人の民間人宇宙飛行士として初めて渡航することが決まっている。このほど公開された「【超絶体験】前澤、8Gに耐える! 【Extreme Experience】MZ enduring 8G-Force!」と題した動画では、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターを訪れ、宇宙飛行士訓練前のテストを受ける模様を届けた。
テストは、「セントリフュージ」と呼ばれる重力負荷を掛ける巨大な装置に乗り込んで、気を失わないか、心電図に乱れはないかなど、重力による身体への影響を調べるというものだった。前澤さんがこのテストを受けるのは3回目という。身体にかかる重力加速度は、最大で8G。前澤さんは「気を失わないように頑張ってまいりたいと思います。それでは行ってまいります」と意気込みを述べた。
無事生還で「ただいま」
テスト直前、訓練センターの外国人スタッフから「何度も言うようですが、呼吸だけは忘れてはいけません」と、物騒な注意事項を告げられたが、前澤さんの表情は変わらない。その後、身体を固定されてセントリフュージの中へ。装置が回転すると、重力加速度が1G、2G、3G、4G...と徐々に上昇していく。そして、ついに8Gへ到達した。さすがに苦しいのか、前澤さんの顔はこわばり、紅潮したが、何事もなくテストは終了。無事に生還を果たし、「ただいま~。慣れたもんだよ」と余裕の笑みを浮かべた。
コメント欄には「こんな貴重な映像が見れるなんて」「一般人には、とても見れない光景と感想」「まじでほんとに凄いもん見してもらってるよな」「生きてる次元が凄すぎる」などの声が寄せられている。