校長の投稿を残すかは、「市教委と相談して対応を決めたい」
この校長は、「校長室から」の投稿で、保護者会などで生徒の親にも自らの考えについて説明したとした。ただ、生徒らに強制はしていないようで、授業などの写真を見ると、生徒によってマスク着用が分かれていた。
3月11日の卒業式は、原則「ノーマスク」で挙行したいと明かし、実際、いくつかの写真を見ると、マスクをしている生徒はほとんどいなかった。式に出席した親は、マスク着用が分かれていた。
「校長室から」には、マスクなどについての校長の投稿が多数載っており、5月24日夕時点では見られる状況だった。
学校サイトでは、こうした投稿に意見が寄せられたとして、この校長の定年退職後に就任した現在の校長は、前校長がしていたような指導をするのに必要なエビデンスを持ち合わせていないとして、市教委に準じて生徒、職員にマスク着用を指示していると説明していた。
現在の校長は24日、J-CASTニュースの取材に対し、マスク着用の方針を変えたと明かした。
「入学式でも、新入生が入場するとき以外は、マスクをして下さいと指示しました。マスクをするかは子供の判断に任せている部分はありますが、昨年からいる生徒も、マスクをするようになりました」
前の校長の考え方については、「大学教授のデータなどエビデンスを持ってやられていたので、それはそれで尊重したいと思っています」と話した。貼り紙については、引き継ぎのときに、前の校長が自らの判断で外したという。
前の校長による多数の投稿については、「残すかどうかを市教委と相談してから、今後の対応を決めます」と説明した。
24日20時現在、同校のサイトは、メンテナンス中だとして閲覧できない状況となっている。