俳優の阿部寛さんが主演を務めるドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)第5話が2021年5月23日に放送され、今回から「東大専科」に加入した発達障害を持つ男子生徒・原健太役を演じる俳優の細田佳央太(ほそだ かなた)さんに大きな注目が集まった。
成績ダントツビリの健太を東大専科に
ドラマは、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載された三田紀房さんによる「ドラゴン桜2」を原作に実写化。主人公は、偏差値30台の落ちこぼれ高校から東京大学合格者を輩出する元暴走族の弁護士・桜木建二(阿部さん)で、2005年に放送されたドラマ「ドラゴン桜」から15年後を描いた続編だ。
現在19歳の細田さんといえば、2014年に公開された映画「もういちど 家族落語」で俳優デビューし、2019年には映画「町田くんの世界」で映画初主演を勝ち取った、まさに次世代を代表する俳優の一人といえる。
そんな細田さん演じる「ドラゴン桜」の健太は、昆虫が大好きな心優しき性格。発達障害を持つ彼の成績は、学年でもダントツのビリで、通知表には1や2の数字が並んでいる。
しかし桜木は、一流大学コースに所属する藤井(鈴鹿央士さん)とのテスト対決に向け、健太を東大専科に呼び込む。彼の担任教師は、健太の幼馴染で成績優秀な生徒・小杉麻里(志田彩良さん)を専科に取り入れたいがために健太を利用しているのではと激怒するが、桜木は断固として否定する。
どうやら桜木は、健太の「目から記憶したものは絶対に忘れない」という特性に気が付いたようで、昆虫に関する英語論文を渡すと健太は「ものすごい勢いで」読み込んだ。その後彼にあった勉強法を工夫し、驚異的な早さでみるみるうちに英語や数学を吸収していく。