「ヤケ酒」に「UFO連行」...ユニークなイラストの数々
その後も、バファローズポンタのユニークなイラストが支持を集めていく。球場から帰る電車の中で落ち込んだり、バファローズポンタのパパが居酒屋でヤケ酒をあおったりと「人間味」を感じるものから、UFOに連れ去られたり、七夕の日に「天の川」の一部と化したりと、奇想天外なシチュエーションもある。これらはいずれも、チームが「負けた時」に投稿されたイラストだ。
イラストにはその時の流行も反映される。例えば17年4月20日に投稿されたイラストは、サングラスをかけたバファローズポンタのパパが、厚切りステーキに塩をふりかけるというものだった。
これは、当時ネット上で流行していたトルコの料理人、通称「塩振りおじさん」を思わせるものだ。柴田さんは「世の中の流行を『喜び』『悲しみ』にリンクできないか、常にアンテナを張っています」と語る。
イラスト投稿にあたっては「ファンの反応」にも目を向けているという。
「イラストをツイートした日は、ツイッターのコメントや世の中の反応を見て、誰かが嫌な気分になっていないかチェックしています。ツイートする内容も、バファローズファンだけでなく、対戦相手のファンが気分を害さないようなものを心がけています」