バファローズポンタが野球ファンに愛されるワケ 「負けてもほんわか」担当者が込める思い

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「ヤケ酒」に「UFO連行」...ユニークなイラストの数々

   その後も、バファローズポンタのユニークなイラストが支持を集めていく。球場から帰る電車の中で落ち込んだり、バファローズポンタのパパが居酒屋でヤケ酒をあおったりと「人間味」を感じるものから、UFOに連れ去られたり、七夕の日に「天の川」の一部と化したりと、奇想天外なシチュエーションもある。これらはいずれも、チームが「負けた時」に投稿されたイラストだ。

2017年4月2日のイラスト。敗戦し、ヤケ酒をあおっている(ロイヤリティマーケティング提供)
2017年4月2日のイラスト。敗戦し、ヤケ酒をあおっている(ロイヤリティマーケティング提供)

   イラストにはその時の流行も反映される。例えば17年4月20日に投稿されたイラストは、サングラスをかけたバファローズポンタのパパが、厚切りステーキに塩をふりかけるというものだった。

   これは、当時ネット上で流行していたトルコの料理人、通称「塩振りおじさん」を思わせるものだ。柴田さんは「世の中の流行を『喜び』『悲しみ』にリンクできないか、常にアンテナを張っています」と語る。

2017年4月20日「塩振りおじさん」風のイラスト。今となっては懐かしい?(ロイヤリティマーケティング提供)
2017年4月20日「塩振りおじさん」風のイラスト。今となっては懐かしい?(ロイヤリティマーケティング提供)

   イラスト投稿にあたっては「ファンの反応」にも目を向けているという。

「イラストをツイートした日は、ツイッターのコメントや世の中の反応を見て、誰かが嫌な気分になっていないかチェックしています。ツイートする内容も、バファローズファンだけでなく、対戦相手のファンが気分を害さないようなものを心がけています」
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