「もう限界です。助けてください」 ラーメン店の悲痛な「営業宣言」に反響...何があった?店主に聞いた

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ブランドバッグなど私物も次々に売り払って...

   山崎さんによると、店の家賃は月15万円だが、麺を長くゆでるためのガス代や洗い物をする水道代などにかなりお金がかかる。自分ともう1人で店を切り盛りしており、2人の人件費を入れれば、月に最低80万円の売り上げがないと赤字になってしまうそうだ。

   店は、初の緊急事態宣言が明けた後の2020年6月2日にオープン。「コロナに勝つ国」との願いを込めて、店名を決めた。夜は、22時までやりたかったが、時短の流れの中で20時閉店とし、客がなかなか来なくなって、オープンから3か月で夜は止めることに。

   年末まで昼だけの営業を続けたが、2回目の緊急事態宣言前から休業に入った。宣言が終わるころの3月16日に営業再開し、メニューの値下げにも踏み切ったが、今回3回目の宣言でGW前からまた休業した。

「休業前は、ラーメンが1日10杯しか売れないこともザラでしたね。やっても、赤字ばかりでした」

   家賃を支払わないと追い出されるため、私物も次々に売り払った。

「ブランドのバックとかアクセサリー、時計もありました。しょうがないですよね。1、2月分の協力金をもらって、ギリギリで家賃を支払いました。3、4月分の申請は行いましたが、まだ下りていません。独身の1人暮らしでなかったら、生活も大変だったと思いますね」
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