飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」で商品を注文し、配達ミスがあって返金を求めたところ、要求が複数回になったことを理由に一時拒否された――。こんなウーバー側の対応があったと、同サービスのユーザーがツイッターで報告している。
このユーザーによると、計7回の返金のうち自己都合のケースだったのは1回だけだという。ツイッターでは、同様な訴えがいくつか寄せられており、「ウーバーイーツには返金の回数制限があるのか」と話題になっている。
複数回の返金を理由に返金を一時拒否
このユーザーからは、2021年5月15日にツイッターで返金トラブルの投稿があった。
その投稿やユーザーに聞いた話によると、ウーバーイーツで商品を注文したところ、届いた商品に一部欠品があった。これに対し、ウーバー側に対応を求めたところ、次のような返信があったとして、文面をアップした。
「ご注文様のアカウントを確認いたしましたところ、すでに複数回返金・補填の対応をさせていただきましたことを確認いたしました。そのため、この度のご注文につきましては、料金調整を承りかねます」
つまり、欠品分の返金はできないとのことだ。
ウーバー側は、返金も欠品分の配達も応じなかったといい、ユーザーは、このままでは、受け取れなかった商品の料金を支払わされることになる。
ユーザーは、これまでにウーバーに200回以上注文しており、返金対応は7回目だったという。そのうち、自己都合による返金は1回だけで、後の6回は、一部欠品か完全欠品による配達ミスだったとした。ユーザーは、ほとんどが配達ミスにもかかわらずウーバー側が返金制限をしたのはおかしいのではと訴えている。
「連日多数のメディアから問い合わせが来ており、まだ回答は難しい」
また、どのくらいの割合で返金を求めると制限するのか基準が公開されていないとも指摘している。ウーバー側からは、注文を増やしていくと制限が解除される可能性もあると伝えられたという。もし返金を悪用するなら、ユーザーのアカウントを停止するとも警告されたそうだ。
ユーザーは、店とも連絡を取ろうと、商品について、配達後に店への評価欄で欠品分が「届いていません」と伝えた。このメッセージのためか、店に残っていた欠品分から気づいたのかは分からないが、注文の入った店からウーバー側に連絡があり、ウーバー側は、返金する予定だとユーザーに伝えてきた。しかし、その後、訂正されてしまい、返金できないとの対応になったという。
ところが、5月17日になって、欠品分を差し引いた新しい領収書が来て、欠品分を支払わなくていいことになった。このユーザーは今後、カード決済で欠品分が引かれているか確認したいと言っている。
ツイッター上では、このユーザーと同様に、配達ミスなどで返金を繰り返していたら、不審な点があるのでもう返金しないとウーバー側に言われたといった訴えもいくつかあった。
こうした返金対応について、J-CASTニュースでは、ウーバー・ジャパンのPR事務局に18日から取材を申し込んでいるが、21日昼過ぎに、連日多数のメディアから問い合わせが来ており、まだ回答は難しいと連絡があった。ウーバー側から回答が来次第、追記する予定だ。