第一三共ヘルスケア「監督責任を感じている」
ブライトエイジの販売・宣伝を担当する第一三共ヘルスケアの子会社「アイム」は5月17日、取材に「ご指摘いただいた一部の広告は意図的に出稿したものではないですが、いずれも問題がございました」と非を認めた。
アフィリエイト広告は、アフィリエイターと呼ばれる広告制作者が、代理店の依頼を受けるなどして、広告主の商品を記事などで宣伝する。販売サイトへの送客数や契約数に応じて、制作者は報酬を得る。
アイムでは通常、アフィリエイターの制作物を複数の代理店がとりまとめ、自社で問題ないと判断した広告のみ出稿する。必要に応じて、広告法規に詳しい外部の専門機関にも相談している。
しかし、女性の顔写真を使った広告は代理店から事前連絡がなかったため、アイムの確認がないまま表示されていたという。「スナップマートの規定する禁止事項に該当するものでした。また、代理店が特定できず確認が取れていないのですが、(写真の人物の)体験談ではないのではと認識しており、不適切だったととらえております」
アンケートサイトの広告については、事前確認はしていたが「調査概要の不明瞭さや結果の妥当性について疑問を払しょくできない」として「深く反省しております」と答えた。
指摘を受けて代理店に問い合わせると、アンケートの募集ページは共有されたものの調査データは非開示だったという。検証ができないため現在は停止措置を取っている。
5月18日に比較サイトを閲覧すると、ブライトエイジの商品は消えていた
「今回の件を受けて、代理店との業務委託基本契約内容の見直しを図るとともに、各代理店様にルールの徹底をさせていただきます。賛同していただける代理店様とのみ取引を行い、再発防止に努めていきます」
第一三共ヘルスケア経営企画部は取材に「弊社としても監督責任を感じており、指導してまいりたい」と答えた。