立川署「電車が止まったり人身事故になったりしたら困る」
そもそもSNSに投稿した鉄道ファンは、どうして運行情報を知ったのだろうか。
この点について、JR東日本八王子支社の広報室は5月20日、「こちらからは、情報を出していません。何を見たかなどは、把握できていないです」と取材に答えた。
電車が停車しているのと反対側のホームには、50人ほどがいたという。ホームでの三脚や脚立の使用は基本的に禁止しており、当日は、守っていない人もいたため注意したとしている。
警察の出動は、多くの客が集まる中で、電車を安全に運行させるため、JR側が要請していた。JRでは、「特に大きなトラブルの情報はありませんが、他のお客様のご迷惑にならないように、少なくともマナーを守って撮影してほしい」と話している。
国立駅を管轄する立川署に20日に取材して聞いたところでは、ホームが人でいっぱいになっているとJR側から連絡があり、交番の警察官2人が駆け付けた。鉄道ファンらが100人ほど集まり、場所の取り合いで「お前、どけ!」などと大声を出していたというが、暴行などはなく、大きなトラブルはなかったとした。
「鉄道ファンの間にネットワークがあって、珍しい電車が来るのが分かるそうです。イベントの主催者と同様に、JRの自主規制に任せていますが、電車が止まったり人身事故になったりしたら困りますので警察も出動することがあります。鉄道の敷地内で撮って電車が止まったりすることもあって、JRもピリピリしているようですね」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)